魚の健康

メダカ、金魚、熱帯魚等の淡水魚(海じゃない魚)の飼育を始めた方へ。普段と違うと感じた時にご覧下さい。

観賞魚の病気について

以下は代表的な淡水魚の病気になります。少しでも症状があれば早めの対処を心がけてください。下記の代表的な病気の症状を予めご覧ください。
効果のある薬についても併記いたしますが、本来あまり薬に頼るべきではありません。薬浴は最後の手段と考えて下さい。
薬は用法容量を守って正しくご使用ください。

塩浴について

基本的に薬は毒だと思って間違いないです。過剰に投与すると死ぬ薬もあるので、なるべくなら自己免疫機能で治してあげたいものです。そこで普段から魚の観察や水槽管理はもちろん、淡水魚の白点病位なら薬浴の前に水替えと塩浴で何とかなる場合も多々あります。
適正な塩の量で塩浴をしてみるのも手のひとつですが、塩は入れ過ぎると魚の腎臓に大ダメージを与えるので使用量には充分注意して下さい。

病気かな?と思ったら

魚の病気例

白点病

症 状水槽内で体をこすりつけてかゆそうにしている。
小さい白い点がヒレや体中にある。
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原 因水温の急激な変化により抵抗力が落ち、水槽内に常駐する菌が魚に寄生することで発症します。
対処法水槽の水温が、1時間で3℃以上の差が出ない様にする。初期なら、0.5%の塩水浴と加温で完治します。薬浴する場合はメチレンブルーやグリーンF、等。

尾ぐされ病

症 状ヒレがボロボロになっている。
ヒレが白っぽく溶けている。
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原 因カラムナリス菌に魚が感染した状態。水質の悪化で発生します。
対処法エアレーションを強めにし、0.5%の塩水浴及び加温で初期ならば治ります。
薬浴する場合は、グリーンF、グリーンFゴールド、パラザンD等。

松かさ病

症 状ウロコが逆立っている。
逆立ったウロコが充血している。
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原 因水質の悪化により、体調不良の魚が水槽内に常駐するエロモナス菌に感染して起こります。
対処法初期なら0.5%の塩水浴と加温で治ります。
薬浴する場合は、グリーンFゴールド、エルバージュ、パラザンD。

水カビ病

症 状体の表面やヒレに綿状のカビが発生、炎症化する。
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原 因混泳魚同士の喧嘩や、水槽内の障害物・鋭利な床砂等にぶつかり、外傷を負った時に魚の抵抗力が落ちていると感染します。また、尾ぐされ病やエロモナス感染症などの患部がミズカビ科真菌に感染することによる二次的な疾病として起こりやすい病気でもあります。
対処法初期なら0.5%の塩水浴と加温で治ります。
薬浴する場合は、フレッシュリーフ、パラザンD等。

イカリ虫

症 状主に大型魚に寄生するイカリ虫が魚に寄生します。成虫は体長10mm程、幼虫は目視不可。酷くなると寄生された部位が炎症、出血、壊疽する場合があります。
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原 因ワイルド個体の混泳魚が持ち込む場合と、餌用の金魚が持ち込む2パターンが有ります。
対処法治療するには薬浴しか有りません。完全に駆除するまでには時間がかかります。
使用薬、リフィッシュ等。

穴あき病

症 状初期はウロコが充血して来ます、進行すると穴が開いた様な傷口になります。
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原 因エロモナス菌の感染によって起こります。
対処法初期なら0.5%の塩水浴と加温で治りますが、この病気は進行すると厄介なので、パラザンDでの薬浴をお勧め致します。

※症状には個体差が有ります。
特に初期段階の症状では見分けにくい病気も多いので、普段から良く観察する様にしましょう。

※リンク先情報の真偽はご自信で判断下さい。

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